北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1214】Thierry Triolet Champagne Cuvee de Reserve (N.V.)

 
ティエリー・トリオレ キュヴェ・リゼルブ NV
 
 暑さ本番になってくると、やっぱりスパークリングワインが恋しくなるもの。見た目は、ほんのり小麦色で渾々と泡がこみ上げてくるごく普通のシャンパーニュ。香りは正直よくわからない。
 
 ところが口に入れると、とにかく青リンゴ炸裂!甘みの強い青リンゴ節で、少し焼き林檎めいた風味もあってシードルの遠い親戚みたいな印象もなくもない。グラスから口に運ぶ際に「駄菓子の青リンゴ味」みたいな甘さが閃いて、酸味や苦みもそれなりなんだけど、突出して青リンゴ風味が優勢と感じられる出だし。余韻の段にも青リンゴが残っているんだけど、ムクムクモコモコとした呑み心地があり、これはピノ・ムニエがいっぱい入っている系?……ところが購入先リンクを調べると「シャルドネ100%です」とのこと。ああ、まだまだわかっていませんね。ブランドブラン(シャルドネ100%)って、もっと辛口とんがり系かと思いきや、こんなに甘くて丸くてモコモコしていることもあるんですね。
 
 自分の無知はおいといて、青リンゴだけど呑み心地がとてもクリーミーで暑い夏にたいへん贅沢。それだけで終わってしまわない一本、最近安物スパークリングばかり呑んでいたのでこれには満足。