北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1226】Edition Chremisa Gruner Veltliner 2011

[2011] エディツィオーン・クレミザ グリューナー・フェルトリーナー
 
 このワインはオーストリア産のグリューナー・フェルトリーナー種のワイン。この長ったらしい品種は「オーストリア土着品種」ってことしか知らず、とにかく前知識なしで賞味してみようと思ってのトライ。
 
 まず見た目。結構輝くような黄色をしていて、麦わら色にいくらか近い。ちょっと気泡が混じっている。香りは、ちょっと照り照りとしたオイリーな雰囲気を伴っていて、そこに花の香りと蜜の香りがちょっとずつ加わっているような。オイリー中心。
 
 口に含んでみると、とにかくたっぷり豊満、口のなかいっぱいに広がるオイリー感、それとオイリーと一体化した植物エキス感。ちょっと苦くて後味にハーブっぽいやつがやって来る。二口目に入る際には、寿司酢っぽい香りもよぎって不思議な感じがする。酸味もそれなりしっかりしているけれども、オイリー周辺の風味のほうが強いと感じる。魚の唐揚げともまずまず渡り合ってくれていて、食べ物によって若干苦みが強調されるけれども、もともと苦みがあるのであまり気にならず。とても楽しく呑めました。