北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1249】Meson Joseph Drouhin "Laforet" Bourgogne Chardonnay 2013

 
ブルゴーニュAOC・シャルドネ・ブルゴーニュ・フランスワイン
 
 このワインはブルゴーニュ大手で昔からお世話になっているジョセフ・ドルーアンのブルゴーニュ平格白ワイン。高騰し続けるブルゴーニュ平格のなかで、こいつはえらく安いので、きっと新しく開墾した畑の若い木かなにかのやつなのかな?と思いつつも抜栓してみた。
 
 まず見た目。ごく普通の白ワインっぽい色合いで、可も無く不可も無く。香りは……ほんのり蜂蜜っぽい香りが漂うけれども、米糠系の香りも幾らか。ただ、全体としてはあまり強く主張してくる感じじゃない。シャルドネシャルドネでも、どっちかというと値段が安めのシャブリみたいな、酸っぱそうな気配も漂っている。。
 
 口に運んでみると、香りに見合った、酸味のしっかりしたワイン。擬態語にすると「キュ〜!」という言葉がぴったりの、シャープな酸味だけど、夏蜜柑ぐらいの甘みと苦みを伴っていて痩せぎすという風でもない。シャブリと同じかはわからないし、これがブルゴーニュ平格白らしいかと言われたらわからないけれど、爽やかさに重点を置いたシャルドネとしてはなんら不満の無いものではある。ちょっと一本調子で、飲み進めると「薄いかな?」と感じられるけれども、価格帯が安いのだから、まあ仕方ないのかも。
 
 ※二日目も米糠系のフレーバーからスタートし、やはりシャブリに似ている。蜂蜜クッキー系の香りはぜんぜん感じられないけれども、そのことも含めて割り切りの良いワインではある。ああそうだ、[その他ブルゴーニュ]タグのなかではマコンにも似ているっちゃ似ているのか。疲れが癒やされるような。