ルイ・ジャド ボジョレー ヴィラージュ ”コンボー・ジャック” 750ml
※リンク先はヴィンテージが異なります。またフルサイズです。
このワインは2013年産のボジョレーヴィラージュ。2013年というヴィンテージもあまり良い話を聞いたことがないので、地雷探知的に、何かわかることでもあればいいなぁと思って買ってみた。
まず、色。ピノ・ノワール達に比べればはっきりと青紫色がかった暗い色。透明感がある。もしかしてグラスの洗い方orコルクの抜き型に問題があったのかもだけど、液面をクルクルさせた時に何らかの粒子が入り込んでいるようにみえる。香りは、安っぽいチェリーのお菓子みたいな懐かしい甘い香りが、ぷん、とした後に酸っぱそうなフレーバーが後を引く。
口に入れてみると、良年ピノ・ノワール系とはだいぶ方向性の違う、つん、とした甘みと酸っぱ味。(いわゆる)バッドヴィンテージにありそうな酸っぱいピノ系とモンテプルチャーノ・ダブルッツォぽさを足して2で割ったような感じ?ボジョレー系ってこんなに酸味が強かったっけ?と首をかしげる。もっとほっこりした飲み物じゃなかったっけ?包容力よりシャープさのほうが目立つ展開。
ただ、気になったのは最初だけで、飲み進めると、やや水っぽいけれども「ほっこり」してきた。甘さに鋭さよりも鈍い……いや呑気なところが出てきたというか、焦点のあまりくっきりしない素朴なワインなんだけど、気さくで攻撃的ではない雰囲気になってきた。おうおう、ボジョレーはこういう感じでいいんですよ。普段呑みらしいワイン。