北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1268】Ochagavia Nuevaluna White Wine (N.V.)

 
オチャガビア シルベストーレ シャルドネ 白
 ※リンク先は、もうちょっと上等なシャルドネです。
 
 このワインは料理用に買われた、恐ろしく安いチリワイン。なんたって一本300円を切っているんだから、ボトル代などを考えると原価がどうなっているのか首をかしげる代物。
 
 まず見た目。まあまあ普通に白ワイン。香りを確かめるとスースーとした気持ちの良い花畑臭&ハーブっぽさがあり、既知の品種だとソーヴィニヨンブランっぽい雰囲気がする。
 
 で、口をつけてみると意外なほど酒っぽく甘い。糖度が高そうだなー。でもって、これもソーヴィニヨンブランのおかげかもだけど、ある程度の酸味を持っている。で、ヴィオニエでも混じっているのか、すごく張りがあって酒臭い。いや、一口目だけの出来映えはそこらの2000円台のワイン、へたをすれば5000円台のワインに迫るぐらい。
 
 でも、これが安ワインの悲しいところっていうんですか、調和のとれた爆発力は最初の5分だけ。だんだん酸味が弱く感じられてきて、糖度があるのに甘みが薄く感じられるようになってきた。そして相変わらず酒臭い。こういうのは安ワインにありがちな特徴で、価格帯のまともなワインは美味さをキープするか後から伸びてくるわけで。「乾杯に軽く一杯」ならごまかせるかもだけど、持久戦には向かないワインだと思った。いや、そこで文句言っちゃ駄目なんだろうけど。