北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1273】Grati Chianti Rufina Riserva "Villa di Vetrice" 2007

 
キアンティ ルフィナ ヴィッラ・ディ・ヴェトリチェ/アジィェンダ・アグリコーラ・グラーティ
  
 このワインメーカーのワインはこれまでにもここここでぶつかった事があって、いずれも大変上等だと感じたもの。キアンティ・クラシコではなく「ルフィナ(ルフィーナ)」なのに異様に美味く、それを反映してかジリジリ値上がりしている。あと、ヴィンテージが妙に旧くて2007。それだけに楽しみな対戦。
 
 まず見た目。茶色っぽい赤ワインだなー。暗くて茶色がかった感じで、軟膏っぽい香り以外には初手ではあまり匂わない。
 
 で、口をつけてみると甘みがジュワっと口に広がり、その後からじわじわと苦みと渋みがこみ上げてくる。酸味も後ろでしっかりしていて、鼈甲飴みたいな甘さと桑の実みたいな甘さをも併せ持った酸味が屋台骨になっているような。甘みが意外と面白いワインだぞ?
 
 しばらくして、スミレのようなフレーバーがふわーっと吹き上がってきてキアンティ系らしい雰囲気に。いいんじゃないでしょうか。
 
 ※一日放置した二日目。なんか茶色く変色している!はっきりと色が変わり、香りがもの凄く森の下草&松ヤニみたいな凄い風味を伴うように。エレガントではないにせよ、大きく姿が変わった感じだ!楽しいワインだなー、グラーティのキアンティ系、やっぱりいいですね。