北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1286】La Purisima Old Vines Expression 2010

 
La Purisima Old Vines Expression 2010
 
 このワインは、安ワイン道場さん2015年10月の記録で高得点だったスペインワイン。お手頃価格なスペインワインだと思い、購入してみることに。
 
 まず、ボトルの雰囲気がなんだか上品、で、コルクが思ったよりもまとも。長くてしっかりしたコルクを抜栓すると、裏側はきれいな紫色で期待度大。
 
 グラスに注いでみると、透明度のあまり高くない深い深いワインレッド。濃いですねー。香りは、バイオレットと言いたくなるような、そっち方面の香りが先立って、そこに杉やヒノキ系の木の香り、スースーするミント系のやつも。これらが合わさってお線香っぽくある。
 
 口に入れてみると、すっごく生々しい果実味というか、まるで血を啜っているかのような第一印象。それと、なんだか鉄っぽいぞ?!タンニンがごっついのは言うまでもなく、とにかく舌にジンジンと浸透するが如き果実味の密度。いやいや、トマトジュース……というよりトマトピューレみたいなイメージが頭をよぎる。あと、やっぱり鉄っぽさの強いワインだなー。えらく濃い&重いよこのワイン!今回、師範さんの記述とはなんとなく違ったイメージに落着して、血を啜るみたいな気分でいただいた。
 
 ※翌日は、あの圧倒的な濃さが軽減してちょっと飲みやすくなった。それでも血っぽさは健在。
 ※三日目。えっ?藁みたいな香りが立ち上がってきて結構立派だぞ?グラス単位でみれば単純とはいえ、三日目がいちばん「立派なワインっぽい」。