北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1329】Domaine du Meix-Foulot Mercurey "Les Monthelons" 2010


 
 今日の夕食はすき焼き中心のもの。これに合わせるワインは何かなと思い、濃い赤とも薄い赤ともつかず、なんとなく手に取ったのはメルキュレ。ラベルにLes Monthelonsって書いてあるけれども、メルキュレ表記よりも小さい字だから、たぶん村名格なんでしょう。
 
 まず色。恐ろしく淡い!先日のヴォルネ村名と比べても更に薄くて、赤茶色~朱色のカラー。後一歩で「濃いロゼワイン」になっちゃいそうな。香りは、初手ではグラスに籠もっていてあまり香らない。
 
 口に入れてみると、非常に甘酸っぱいぞ!木イチゴ系の淡い甘さなんだけど、淡くて終わりではなく初手から果実の甘さがしっかりと感じられる。で、このワインはタンニンが穏やかで、酸味と甘みの融合感が最初から高い。よくできたサクランボジュースってこんな味なんじゃあるまいか、というような。
 
 もとより凄いワインでも酸が飛び抜けてキラキラしているわけでもないし、香りの部分が弱いんだけど、これは十分に美味いものだし、赤ワインのタンニンが駄目で、かつ酸っぱいワインが好きな人にはおすすめな品かも。
 
 ※翌日は、柔らかいおいしさよりも酸味が勝ってしまったショボくれた雰囲気になった。良くないオート・コート・ド・ニュイみたいな。初日に呑んでしまえば良かった。