北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1348】Trimbach Gewurztraminer 2012

トリンバック ゲヴェルツトラミネール
  
 今日の夕食もイタリアン。で、イタリアワインを合わせるよりも、夕暮れからこいつを一杯やりたくなって選んだのは、アルザスの大手メーカー・トリンバックのゲヴュルツトラミネール。前にも飲んだことがあったかと思ったら、なんとこれが最初だった。
 
 まず見た目。ちょっと濃いことを除けばまあまあ普通に白ワインしている。香りを確かめると、少し石灰系のフレーバーを帯びたライチの香りがパーッと。石灰系のおかげでライチっぽさがえらく清潔な雰囲気と感じる。
 
 口に入れると、適度な甘さと酸味を伴った、ライチとパイナップルの甘さが炸裂。ここでも石灰系の風味がしっかり効いていて、このゲヴュルツトラミネール種のワインのなかでは爽やかと感じる。スパイシーな風味がそれほど前に出ていないけれども、無くて困るほど無いわけでもなく、爽やか系の呑み応えがこいつの特徴、と感じる。もちろんボリュームは大きいんだけど、爽やかさと一定の酸味のおかげで「身長の高い端正なひと」という感じ。