北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1349】Cono Sur Reserva Especial Syrah 2014

 
コノスル シラー レゼルバ 2013
 
 今日のワインは、「すごくなくてもいいから手堅いワインを手堅く飲みたい時」にお世話になっているコノ・スルのシラー。このリゼルヴァクラス(エスペシアルクラス)のシラーは初めての対峙。まあ、おいしいんじゃないでしょうか。
 
 まず見た目。ものすごく濃くて黒っぽい不透明なワインレッド。いつも薄めの赤ワインばかり呑んでいる我が家では破格の黒さ。すげぇ。香りも飛ばしていて、いきなりブラックベリーのジャムのような凄い果実味が、ブラックベリーの生臭さを若干伴って吹き上がってきた。グラスに鼻を突っ込んで確かめると、梅やパラフィンのような方向性の香りも混じっていると感じられる。
 
 口に含んでみると、意外と酸味のしっかりした、「甘さで押せ押せ」とも言えないようなワイン。タンニンはふっさふさにあるし、濃くて重いワインなんだけど、意外とフレッシュネスが保たれていてワインのつくりを助けていると感じる。さすがに沢山飲んでくると飲み飽きてくる&しんどくなってくるけれども、たくさん飲まなければおいしいワインだ。
 
 ※翌日も、微妙に生臭い系の風味が感じられる。それでもトータルでは「果実味がはちきれそうなフルボディの赤ワイン」としてしっかりしたものだった。翌日もしんどくなってきたけれども、こういうの、濃い赤ワインが得手の人ならあまり気にならないのかもしれない。