北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1362】Kumala Cabernet Sauvignon Shiraz 2014

 
クマラ カベルネソーヴィニオン・シラーズ
 
 今日の夕食はチキンナゲット、焼き魚中心のもの。本当は軽い白ワインが良いのだろうけど、無性にごつい赤ワインが飲みたくなって、こいつを抜栓して「食べ物とは、口でなんとか折り合いをつける」ことにした。ちなみに2015年にも対峙記録あり。
 
 まず見た目。透明感は一応あるけれどもすごく暗くて濃い色調。「よっ!カベルネシラーズ!」とかけ声をかけたくなるような。香りは、ほっこりとした煮豆のようなもの+檜の入浴剤のようなやつが漂ってきた。
 
 口に運ぶと柔和な甘みが広がって、そこにちょうど良い程度の苦みがゆっくりと追いかけてくる。酸味もあるんだけど、ミルキーな甘みに包まれて初手ではそれほど気にならない。タンニンは意外と雑じゃなくて快適なタイプ。とにかく呑みやすい。そうこうしながら呑んでいるうちに酸味が強く感じられるようになったので、そろそろアルコールが回ったかなと思って明日に保存することにした。
 
 ※翌日。いきなりカフェオレと煮豆とスパイスお線香。うわ、なんてステキな香りなんでしょう!初日以上に甘く、果実味の炸裂感がフレッシュ、それでいて、昨日はあまり意識しなかったカフェオレっぽさが幸せ。新世界の濃い赤ワインは二日目のほうがおいしいことが多いけれども、こいつもそうらしい。ちょっと重いかなとは感じるけれども、いわゆる「コスパ」って点では文句無し。いい日常ワインだと思う。