北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1369】Willy Gisselbrecht Sylvaner Vin d'Alsace 2012

 
ヴィリー・ギッセルブレヒト元詰・AOCアルザス・シルヴァーナー
 
 このワインは、以前にも飲んでみて「シルヴァーネルってこんなに美味いことがあるのか!」とびっくりしたワインと同じもの。これは同じヴィンテージだけど、たぶんこれ新鮮なうちに呑んだほうが良い品種だと思うので、日数が経っているぶん不利じゃないかと思う。
 
 まず見た目。普通の白ワインっぽくて、こないだの、エチエンヌ・ソゼのシャルドネに案外似ている。香りは弱くてほとんど感じられず。
 
 口に入れてみると、とても軽くて前回同様、ソアーヴェクラシコに近い柔らかさはある。今回は前回よりも甘い香りと味がある――ただし、蜂蜜風味よりも甘茶を煮詰めたような、えらくクセのある甘みで、和菓子っぽい。この和風風味が今回の呑み心地を決定づけていて、まずまず美味しいけれども好みの路線じゃない。呑み進めるにつれて酸味が体感されてきたけれども、これも良くない柑橘類のような、ちょっと汗っぽい感覚を伴っている。悪いワインではないけれども、さすがにご年齢か。この品種のワインを買うときは、やっぱり新鮮なヴィンテージを狙おう。
 
 ※二日目。くどい甘さが引っ込んで、少し呑みやすくなったかも。でもくたびれモードだなー。