北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1372】Villa di Vetrice Chianti Rufina Riserva 2007

 
キャンティ ルフィナ ヴィッラ ディ ヴェトリチェ リゼルヴァ 2007
 
 今日の夕食は、トンカツ中心の洋食っぽいもの。これに合わせるのは、たびたび呑んでいるキアンティルフィナの一品。
 
 まず見た目。赤茶色っぽい暗い色合いで、キアンティ系としても煉瓦に近い色合いが強い。2007年産だけあって、さすがに年は取っている感じだ。香りは意外といけていて、初手から土や漆喰っぽさを帯びたジャムの香りがする。
 
 口に運んでみると、酸味が強くてタンニンが効いててちょっとキツいかなと感じたけれども、意外と果実味が残っていて持ち堪えている感がある。カツを食べながら呑み進めるぶんには何ら問題はなく、その後も、土や田んぼの泥をイメージさせる雰囲気が残っていて、変化は乏しいながらも、なかなか面白い。前回はいまひとつだったけど、これはぜんぜん許容範囲。思わぬ楽しみに。
 
 ※二日目も土や田んぼのニュアンスは持続している。単調で小柄なりに、熟成しきった姿を見せてくれたような。いいんじゃないでしょうか。