北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1391】Codorniu Clasico Methodo Tradicional (N.V.)

 
コドニュー・クラシコ・セコ
 
 今日の夕食は、唐揚げ中心の軽い感じのもの。そろそろ暑くなってきたのでスペイン産のカヴァをいただいてみることにした。それにしても「Clasico」ってスペイン語ではこういう書き方なの?「Classico」ならわかるんだけど、こいつはSがひとつ足りない。
 
 それはともかく、まず見た目。意外と黄色っぽい。なんとなく立派な色合いで、それなり細かい泡がしっかりと立ち上っている。香りを確かめると、ほのかなトースト香と花束みたいな香りがして、なかなかおいしそうな雰囲気でスタートした。
 
 口をつけてみると、ちょっと甘味が強い!よくボトルをみると「Brut」ではなく「Secco」と書かれている。うわーまずった、かな? ところが甘みが強かったのは最初のほうだけで、舌の上にみかんの皮のような苦みと、すだちのような酸っぱ苦さが同居していると感じる。既知のワインのなかでは、ロワールの(シュナン・ブランを使った)スパークリングワインのキツい柑橘系に近いと感じるし、記憶にあるカヴァの味わいとも矛盾しない。カヴァにありがちな金属キンキン感もあまり感じられず、さっぱりとおいしくいただけた。