ドメーヌ ウィリアム・フェーブル シャブリ 2014
今日の夕食は鶏肉スープと牛肉サラダを中心としたもの。なんだか疲れが溜まっているような気がしたので、おいしくて疲れがとれそうなワインを選びたい……ということで、ウィリアム・フェーブルの無印(だけどドメーヌもの)シャブリをあけてみることにした。
まず見た目。薄い白ワイン!これと同じぐらい薄いのは、とびっきりの安ワインかソアーヴェ・クラシコぐらいのもの。とにかく薄い。香りは、初手では花の蜜のような、爽やかさと甘さを伴った匂いがほんのり匂う程度、あまり匂いは強くない。
口をつけると、爽やかな酸っぱさが炸裂!うわぁこれじゃないと!お馴染みのレモン風味が炸裂しているけれど、この2014年モノは苦みがちょっと強くて「レモンとレモンの皮」と例えたくなるようなところがある。いつもの口当たりの良さはあまり感じられず、かわりにシャブリ一級に迫るような、鉱質風味がびりびりと感じられて硬いワインと感じる。グラス一杯をあけたぐらいで米糠の風味が漂ってきて、一層シャブリらしい雰囲気になってきた。前回のような圧倒的な旨さは感じないけれども、シャブリとしては、こちらのほうがそれらしいのかもしれない。あるいは早飲みしすぎたということか?現代シャルドネとしては痩せているけれども、やたらと立体的なワインだった。
※翌日はゴツゴツのミネラルが少し和んでレモネードっぽさが強まった。けれども苦みが若干気になって、2013に比べると集中力が弱いようには感じた。