北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1431】Meson Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir 2009

 
Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 今日の夕食は赤魚を焼いたものが中心の和食メニュー。でも赤ワインがどうしても飲みたくて、軽そうなピノ・ノワールを選んでみることにした。平格ブルゴーニュで2009年産、しかもかなり安い価格だったもの。きっと平べったいワインになっているんじゃないでしょうか。
 
 まず見た目。ボトルからグラスに注ぐ時に「オレンジ色にみえる」ぐらい薄くてオレンジっぽい。グラスに注いでも明るい部類の赤~朱色でなかなか綺麗な色をしている。香りは、グラスに注いだ瞬間には、フワッとメロンに近い甘い匂いが漂って「ええっ?!そんなにすごいワインなの?」と思ったけれども、その後はあまりはっきりとした香りが感じられず。
 
 口をつけると、アセロラとイチゴとコーヒーを混ぜたような元気な甘酸っぱさが口に充満した。渋みはこなれていて、コーヒーっぽいコクと甘酸っぱさながらしつこさが無い。で、飲み干した後の余韻に、最初に感じられたメロンに近い甘い匂いが蘇ってきて、なかなか。こりゃあ「熟成しすぎて平べったくなってしまったワイン」だなんてとんでもない!活きが良いぞ!ありがたい!
 
 ※翌日になって、ようやく普通の平格ピノっぽい平板で酸味の利いた雰囲気になってきた。昨日のが出来過ぎで、今日ぐらいで価格相応では。かなり良い平格ブルゴーニュワインだったと思う。