北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1442】Calera Central Coast Chardonnay 2012

 
【正規品】カレラ セントラルコースト シャルドネ[2012]
 
 まず見た目。だいぶ黄色っぽくて白ワインとしては濃い部類。香りは、抜栓した瞬間に米糠&クッキーの香りがよぎったけれどもグラスに注ぐと蜂蜜クッキーと、少しトロピカルな黄桃~白桃系の香りが混入して相当においしそうに匂い立っている。
 
 口をつけてみると、シャッキリとした飲み心地で目が醒めるよう。少し冷やしすぎてしまったせいもあるかもだけど、背筋の伸びるようなすっきりとした味わい。それでいて、酸味が勝ちすぎてキツい感じでも無い(冷えてなかったらダレるかも?)。美味いシャーベットをほうばった後のようなスッキリ感の後に、じわじわ~っと黄桃とレモンの中間ぐらいの風味が立ち上がってくる。うん、美味いですよこれは。ただ、温めすぎるとだれそうなので、今回は冷え冷え路線でそのまま楽しむことにした。
 
 一年半前に同じお店で同じ価格で買ったボトルは酸っぱ味が勝っていて「よくできた平格ブルゴーニュ」のようだったけど、それから一年半が経って、このボトルは「ちょっとしたムルソー」のような顔つきに変化した!うわー熟成したなーという感じ。
 
 先日飲んだ値段の安いムルソー一級と比較すると、こちらのほうが少し単調で酸味が足りないような気がするけれども、値段が半分なことを思えば良い線まで迫っていると思う。
 
 ※二日目は、昨日の内容を基調としつつも、もうちょっとニュニュっとした乳酸っぽい丸さと石っぽい雰囲気が感じられた。これも悪くない。