北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1457】Robert Ampeau Savigny-lès-Beaune 1er Cru Les Lavières 1995

 

 ※リンクはオークセイ・デュレスのものです。また、ヴィンテージも異なります。同ヴィンテージのワインについては以下を。
 
Loading site please wait...
 
 
 まず見た目は、わりと普通のブルゴーニュ赤という感じ。さすがに年を取っているせいか、グラスの辺縁は淡い色になっていて平格のブルゴーニュみたいだ。ところが香りは熟成をきわめていて、初手から腐った切り株+桐箱。鼈甲飴や水あめを連想させる甘ったるい香りやパラフィンも混じっている。フェノールとかエステルとか、その手の化合物がどっさりできあがったような。それでいて、酸っぱそうなサクランボの香りも残っている。
 
 口に含んでみると、口当たりは軽くて酸味が炸裂、こちらは自分のよく知っているサヴィニ・レ・ボーヌの赤ワインらしい。軽々としていて、えらく普通だ。ただし、この年齢にしては生きが良いし、ほんのり乳酸発酵でもしているのかニュニュっとしたミルキーなところも。そして味に引っ張られたせいか、中途からはサクランボの新鮮な味がせりあがってきた。
 
 香り最高、味もまずまずで、サヴィニ・レ・ボーヌも熟成させればこんなに凄くなるのかとため息がでるような。とにかく香りは非常に高レベルでいつまでも香りが身体にしみついているように感じられた。