北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1460】Berlucchi Franciacorta "Cuvee Imperiale" (N.V)

 
ベルルッキ フランチャコルタ キュベー・インペリアーレ
 
 今日は「艦これ」のイベントがめでたく終了したお祝いとして、泡モノを。イタリアの泡モノとしてはシャンパーニュに匹敵する数少ないジャンル、フランチャコルタがあったので選択。メーカーは、何年も前から贔屓にしているベルルッキ。こいつは非常に安い値段で購入できた。
 
 まずグラスに注ぐと、ほのかに金色がかった、シャンパーニュ系としても薄めの色。ただ、泡の立ち上り方がいい、たくさんの泡がスローな速度でゆったりとした速度で上がっていくのが観ていてハッピーなものがある。
 
 香りを確かめると、ほんわかとしたトースト・イースト系の香りに、少しだけ漬け物っぽい香り、それと青りんごのような鋭い酸味を予感させる果実の香りが来る。こりゃあおいしそうですね。
 
 口に含むと、初手は柔らかくて甘い口当たり。おっ!攻撃的じゃないぞ!そこからじんわりと青りんごの風味が広がって、口のなかのプツプツとした泡もなめらか。泡の上昇速度がゆったりしていたことと合わせて考えると、このフランチャコルタ、グリセリンな感じが効きまくっていると感じる。苦みも酸味も甘みもかなりしっかりしているにも関わらず、それらを重いと感じさせない丁寧さがある。ワインとしての統合性、完成度が高いと感じた。同価格帯の安物シャンパーニュに比べればこっちを選ぶかなぁと思う。