北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1461】Philippe Colin Chassagne-Montrachet Les Chenes 2013

 
フィリップ・コラン シャサーニュ モンラッシェ レ シェーヌ ルージュ[2013]
  
 このワインは、値段の割にはおいしいと思ってありがたがっているフィリップ・コランさんところのシャサーニュ・モンラッシェの赤(一級ではなく村名格)。値段が安いながらも一応村名格なのでおいしいところがあればいいなぁと思って抜栓。
 
 まず見た目。若いブルゴーニュとしてそんなに矛盾しない、透明感のあるワインレッド。このワインは若さの割には茶色っぽいかもしれない。香りは、サクランボとザクロを足したような香りが最初に来て、いい香りだなと思った。それと梅のような香りとチョコ、土のような香りが初手から来るのでなかなかでは。
 
 抜栓してすぐに口をつけると、甘酸っぱい!口をすぼめたくなるようなサクランボ、黒いさくらんぼよりも国産のさくらんぼを連想させるものがある。で、土のような香りに似合った、意外なほどコクのある後味を備えていて、肉付きが良いと感じる。熟成しているわけではなかろうから、一杯目でこれなら十分。ただ、そこからの伸びがあまり無くて、終始、同じ調子で展開してしまった。このワインの限界なのか、それとも早飲みしすぎた罰なのか、はてさて。とりあえず翌日に持ち越してみましょう。
 
 ※翌日。あまり変わらない。土の香りも健在、サクランボっぽい、だけどそれ以上の変化はなし。同価格帯の平格ブルゴーニュとほとんど変わらないのでは。これはちょっといまいちでした。