北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1471】Cantine di Ora Lambrusco dell Emilia Rosso Amabile (N.V.)

  
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 見た目は、赤ワインとしては非常に薄く、光の透過性がかなり高い。ただ、ブルゴーニュのガーネット色っぽい感じではなく、もっと紫色に寄った、青色っぽいスペクトルが混じってみえる。香りはほとんどわからず、微発泡。
 
 口に含むと、甘酸っぱい……というより甘い味が口に広がる。後に酸味がそれなりついてくるのでなんとかなるけれども、甘ったるくはある。あれだ、昔の田舎のお菓子屋がつくっていたバタークッキーのケーキの上に載っているサクランボの菓子、あれに近いチープな甘味がある。それとほんの少し、ブドウジュースにありがちな生臭い風味が混じっている。タンニンは少なめで、赤ワインの風味が苦手な人でもいけそうではある。あと、よく噛みしめるとニッキみたいな風味もあるかもしれない。
 
 ただ、価格を考えれば価格相応のランブルスコで、文句を言うのは筋違いかもしれない。ランブルスコって安いワインってイメージはあるけれども、もっとできの良いランブルスコは1000円ぐらいは出さないと難しそう。安スパークリングワインってジャンルのなかでは、安値に手を出すと危ない種類かもしれない。