北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1473】Chevalier de Caylus Pinot Noir 2014

 
シュヴァリエ・ド・カイユス ピノ・ノワール
 
 このワインは南フランス産の Pays d'Oc 規格らしく、だから自由につくられているとおぼしきワイン。おおらかで果実味豊かな方面だとありがたいと期待しつつ抜栓。
 
 まずグラスに注いでみると、おいおい、ボジョレーかよというほど青紫がかった色調で、かなり暗く不透明。なるほど南フランスっぽい雰囲気だ。香りは、カシス系統の黒っぽい果実の香りがしてうまそう。ミルキーな味を予感させる、ブルーベリー飲むヨーグルト系の香りもする。
 
 口に含んでみると、少し苦みと渋みが口のなかにひろがり、そこから飲むヨーグルト系の甘酸っぱさがきた。一口目はちょっと苦みが強くてキツいと感じる。果実味のボリュームはかなりしっかりしていて豊満、ほとんどの平格ブルゴーニュよりも飲み応えがあり、「ブルボディのピノ・ノワール」と言いたくなるような雰囲気。ブルゴーニュ系を度外視して考えるなら、とてもおいしい飲み物だった。
 
 ※二日目は少し酸味が勝って険しくなったと思う。すぐ飲めるタイプだったのかなと。