北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1548】Dominique Laurent Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes 1999

 
ドミニク・ローラン VV
 (※リンク先はヴィンテージが異なります)
 
 まず出てきたのは、ドミニク・ローランの村名格のジュヴレ・シャンベルタン。1999年なのでそこそこ熟成しているかと期待。
 
 まず見た目。意外と暗くて、グラスの辺縁にはほんのりと茶色が入っている。香りは、ローソクと甘酸っぱそうな果実が、はじめは弱めに匂ってくる。その後になって、獣系の匂いがどことなく入ってきて、森の下草っぽさも伴う。大柄な香りではないけれども、いろいろ取り揃えてあるような。
 
 で、口当たりは初手ではなめらかだったけど、タンニンがしっかりしている。ジビエ系の香りがだんだん強まってきて熟成している感はあるけれども、タンニンの影響か、あまりヘナヘナしていない。後から出てくる2012や2009の村名格ワインと比較することで、こいつがひとまわり熟成しているのがわかるけれども、まだまだお元気な様子だった。