ユベール・リニエ ジュヴレ・シャンベルタン
続いて、2012年の村名格。色は、こちらのほうが明るい色彩。前のドミニク・ローランと比べると、こちらは小豆かなにか、甘い豆を煮詰めて料理をつくった時に似たような香りが強いと感じられる。そのかわり、ジビエっぽさはあまり感じない。
口に入れるとミルキーな舌ざわりで、人当たりがえらくいい。こちらは、若呑みの良さが素直に出てきているのでは、で、しばらくすると、桐箪笥のような、よくできたピノ・ノワールにはありがちな、あのトーンの高い、気持ちの良い香りが少しずつ漂ってきた。村名格でも、ちゃんと匂うんだなぁ。これは、結構好きな路線かも。