北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1552】Harmand-Geoffroy Mazis-Chambertin 2009

 
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 ここまで3本の村名格と1本の一級があって、今度は特級。だからというわけでもなかろうけど、色は一番暗くて濃く、同じピノ・ノワールとは思えないほど黒っぽい液体。それでも、光にかざすとルビー色の輝きキラキラとしていて美しい。
 
 香りは、桐箪笥系のものもあるんだけど、こいつは胡椒のような風味を伴っているのが興味深い。ジュヴレ・シャンベルタン系で胡椒とな?
 
 口に入れてみると、果実味がドッカン。これまでのワインに比べると、力押ししている感じがある。口当たりはミルキーで、煮豆のような風味も強い。かと思えば、飲み進めると、さくらんぼのギュッとした甘酸っぱさが思い起こされる。全体的に、えらく楽しげな特級。次のワインが頑張っていたので影に隠れてしまった感はあるけれども、こいつはこいつで楽しいワインだった。