北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1557】Mondo del Vino "Pino Pino" Pinot Noir Vino Frizzante (N.V.)


 
 今日の夕食はイシモチを使ったブイヤベースのような鍋を中心としたもの。これに、イタリアのお気楽微発泡ワイン「フリッツァンテ」をあててみることにした。こいつはなんと、ピノ・ノワールでつくられているというので、安物なりに、なめらかで飲みやすいところがあったらいいなぁと思ってのチョイス。ちなみに産地はロンバルディア州とのこと、多少なりとも良い品質だとありがたいところ。
 
 まず、グラスにはシュワシュワと注がれて、微炭酸。微発泡ワインなのでこれはこんなものでしょう。色は、普通に白ワイン。ピノ・ノワールでできた発泡ワインとしては、赤みが感じられないほうかもしれない。香りは、すがすがしい石鹸系の香りがほんのり。上等でしょう。
 
 口をつけてみると、これも少し石鹸めいている。苦みと清々しさと酸味が前景に立っているような感じで、赤黒系シャンパーニュとは趣が違う。もちろんボディは軽く、苦みも重厚さよりも軽々とした苦みと表現したくなるような。飲み進めると少し緊張感の無さにダラけるところはあるけれど、フリッツアンテはそういうものだと思うので、難癖をつけるのも違うとは思う。