北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1558】Michele Satta "Piastraia" Bolgheri Rosso 2011

 
ミケーレ・サッタ ピアストライア
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 値段の割にはおいしく、立派なワインをつくっているトスカーナのワイナリー「ミケーレ・サッタ」。そのミケーレ・サッタのワインのひとつ、ピアストライアを久しぶりに呑んでみた。以前には、ここここで対峙している。
 
 抜栓して三時間後の見た目。黒々としていて、ものすごく不透明。濃い。で、香りのほうは、ジャムのような甘さとチョコレートクリームのような甘い匂い、それから、(これは褒め言葉のつもりだけど)ドブの近くの苔のようなオーガニックな匂いを伴っている。
 
 口に含むと、濃度の高い、煮詰めたジャムのようなきっついやつがこみあげてくる。そこに、鼻に抜けるオーガニック臭とチョコレート臭が伴っていて、なかなか高級感がある。ピノ・ノワールなんかに比べると大柄で重く、フランスでいえばローヌの赤ワインに近い感じがする(品種的には、違ったはずだけど)。
 
 ※二日目は、少し酸味が強くなって口当たりが柔らかになった。そして森の下草のようなオーガニック系の風味が一層強まった。こっちのほうが好み。まずまずだと思う。