北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1582】Allegrini Amarone Della Valpolicella Classico 2012

 
アッレグリーニ
アマローネ 2012

 
 まず見た目。暗くて不透明なワインレッド、なんとも濃い色合いで、不透明。粘性率が高く、ワイングラスのへりがとてもべとべとしている。香りは、ものすごーく濃いチョコレートドリンクに、クランベリーやカシスをどさっと放り込んだような。昔、オーストリアで呑んだ、カシス系リキュールとジャムとチョコレートリキュールのカクテルを呑んだ時のような、凄いやつがこみ上げてくる。
 
 口をつけてみると、森の下草+苦み。苦いです!チョコレート系の苦みと、パフェのてっぺんに乗っている銀のつぶつぶ(アラザン)みたいな風味が混じっている。ベリージャム系の甘みもあるんだけど、それ以上に、カカオ含有率が滅茶苦茶高いチョコレートみたいな苦みが優勢。舌触りはなめらかで、チョコレートとベリーの後味が残って、とても洗練されている。これは良いアマローネですね!中盤も、森の下草やクッキーやローソクも入り混じって気炎をあげてきた。明日の展開も楽しみだ。
 
 ※二日目もびくともしない。濃厚、それでいて丁寧で複雑。最後まで楽しみました。