北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1590】Jermann Vintage Tunina 2013

 
イエルマン ヴィンテージ トゥニーナ
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 まず見た目。まずまず黄色っぽい白ワインだけど、レモン色がしっかりしていて薄い色だとは感じない。香りは、最初は甘い蜜の香りがしてシャルドネっぽいかなと思ったら、そこに、百合の花のような強い花の芳香、菖蒲の葉のような強いハーブ系の香りが混じっていて興味をそそる。ハッカもある。
 
 口をつけると、シャルドネとは一線を画した、苦みに密度があるキュっとした飲み心地。蜜もあるっちゃあるんだけど、それよりは、百合系・菖蒲系の強い香りと、やけに密度のある苦み・酸味の飲み物という感じ。そうこうするうちに、ユズのような匂い、オリエンタルな胡椒系の風味を伴いもはじめた。大変だー。
 
 イタリア土着ワイン路線として、洗練をきわめている。イタリア土着ワイン系にあまり興味が無いけれどもワインに財布を躊躇しない人は、とりあえずこれ飲んでできあがりってことでもいいんじゃないかというような。
 
 ※ところが二日目、先日の集中力とバリエーション豊かな雰囲気が弱くなってしまった。ワインが衰弱した感がある。抜栓したら急いで飲んでしまったほうが良いのかもしれない。