北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1619】Louis Jadot Chateau des Jacques Bourgogne Gamay 2012

 
Bourgogne Gamay Chateau des Jacques [2015]
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 このワインは、以前にも飲んだことのあるボジョレー系のワイン。一応、クリュ・ボジョレーの葡萄を混ぜてつくられているんだとか。値段の割に良かったように思う。
 
 見た目は、かなり赤茶色っぽい、黒ずんだ色合い。ほとんどのピノ・ノワールよりも黒い。で、赤茶けているにもかかわらず、ワイングラスの水面のへりに青紫がかったスペクトルがみえる。香りは、ボジョレー系・ガメイ系らしい、チープな甘いお菓子の匂いがたっぷり。少し、安いヨモギ団子っぽい匂いもする。イチゴミルクや苔むした石のような匂い、漆喰なんかも時々来て、なかなかややこしい香りがする。
 
 口をつけると、ここでガメイらしい紫色の味がして、その後からミルキーな果実味が来た。かなりフレッシュな感覚を伴っていて、梅っぽさも感じられる。タンニンはそれほど強く無くて、とにかくぐいぐい飲める。上質なボジョレーとしてだいたい良いように思えた。
 
 ※翌日は、少し香りと味のふくよかさが減ってクリュ・ボジョレーとして若干弱いように感じた。ふだんの夕食にはぜんぜん合っていて問題は感じない。価格を考えれば、良質な赤ワインの部類に入ると思う。