北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1640】Veuve Clicquot Ponsardin White Label Demi Sec (N.V.)

 
ヴーヴ・クリコ ホワイトラベル
 
 たまにはシャンパンでも飲みましょうとなった折、嫁さんから「白クリコがいい」とお声掛けがあったので白クリコをあけることにした。
 
 まず見た目。普通にきれいなシャンパン。麦わら色をしていて、細かい泡がゆったりと立ち上っている。香りは、まず青りんごの新鮮なやつが来て、その後からメレンゲ菓子みたいな甘い香りがほんのり追いかけてくる。うんうん、シャンパーニュとしてはこれで良し。
 
 口をつけると、リンゴのバター焼きを思わせるような甘みが口のなかに広がる。ある種のシャルドネのバターっぽさに通じるような、そういうバター感を帯びた甘味だ。それでいて、口のなかには青りんご~シトラス系のさっぱりとした酸味もある。それがバターと溶け合って、うまい具合のバランスがとれているのがこのワインの良いところ。甘口シャンパンを作っているメーカーは他にもいくつかあるけれども、やっぱりこいつが一番美味いというか、甘口シャンパンとしてのバランスがとれているように思う。スイスイと飲めてしまう。酔っ払ってしまった。