北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1667】Frederic Mabileau Chenin du Puy 2011

 
Chenin du puy 2014 - Domaine Frédéric Mabileau - Saumur Blanc - Frédéric Mabileau
 
 このワインは、以前にも飲んだことがあるやつで、一年ちょっと経過した後に再対戦するもの。確か、やけに人懐こいシュナンブランだったはず。
 
 まず見た目が以前と違う気がする。以前は「適度に黄色」だったのに、今回は「山吹色」。見た目だけだとムルソーのような、こってりシャルドネじゃないかと思ってしまう。香りも、初手では缶詰のアンズ、蝋燭、ハチミツみたいな感じで、シュナンブランのイメージから乖離している。
 
 口に入れても、その印象は変わらず。むしろオーソドックスな熟成シャルドネなんじゃないかというような味わい。甘味がたくさんあって、夕張メロンやバターが後味に感じられることさえある。なんだこれは。熟成しまくったシュナンブランって、こんなに芳醇なものになっちゃうのかと驚かされた。全開も蜜っぽかったけれども、こいつは蜜が更に深く踏み込んできて、リッチな白ワインと言いたくなる方面のものだった。おいしいかって? そんなの言うまでもない。