北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1695】Quinta do Noval 1937

 
キンタ・ド・ノヴァル ヴィンテージポート
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 一連の大宴会の〆に登場したのは、第二次世界大戦の前につくられたポートワイン。赤茶色の液体からは漆喰、セメダイン、すごく甘くて、一層わけのわからない、神妙な香料系の匂いが吹き上がってくる。ワインっていうより、鳩居堂で遭遇しそうな匂い。すごく甘いけれども、甘さを凌駕する香料の嵐に驚くほかない。シャトー・パプ・クレマン以来、とにかくおしよせる香料系のフレーバー。なんだろうね、これは。とりあえず自分が出会ったいかなるポートワインともかけ離れた一品だった。