コノスル ビシクレタ カベルネソーヴィニオン
カベルネソーヴィニオンという品種は、フランスのブレンドタイプとチリ・イタリア・アメリカのものがそれぞれ顔つきがちがって、ときどきチリのやつが欲しくなる。で、コノ・スルの安物を買ってきてみた。
見た目は不透明で黒々とした濃いワインレッド。香りは、初手でコーヒー牛乳の匂いがした後、梅と墨汁、その後からチョコレート系の香りがふんわりとあがってきた。
口をつけると、もうもうと上がってくる果実味と墨汁、とにかく味のベクトルが大きいのがチリワイン、というかコノ・スルらしくもあり、予想通り。タンニンはたっぷりだけどあまり険しくなく、適度に酸味もあって飲みやすいスタートがきれた。ただ、このワインはやはり濃い。だんだんきつくなってくるところがあるのはいつものとおり。深酒するには絶対に向いていないワインだと思う。
※翌日のほうが落ち着きがあって、少しオーガニックというか森の下草系に傾いてらしい雰囲気になった。こっちのほうがいいかも。