北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0007】Cono Sur Cabernet Sauvignon 2008

 夕食は鰤大根と、安物コッパと貝割れ大根と菜っ葉のサラダ、残り物のプチトマトとジャガイモとニンジンをコンソメスープにしたもの、ご飯。その後で、お酒をいただくことに。
 
 
 不似合いな贅沢が続いたので、日曜日はデイリーワインに戻ることに。廉価で安定感のある、コノスルの赤ワインを選んだ。一本700円前後。ビールを1リットル呑むとかと比較すれば、ビールが相手でもCPは優れている。
 
コノスル カベルネソーヴィニオン ヴァラエタル
 
 
 とにかく安い。
 にも関わらず、「ワインっぽさ」という点ではそれなりにワインワインしている。ありがたいことです。
 
 コルクではなくスクリューキャップだが、開栓するとちゃんと葡萄酒の香りが漂ってくる。杉や檜の入浴剤のような香りと、葡萄酒然とした少し酸っぱさの混じった果物の香り。呑んでも安心、味も香りもコンスタント。問題があるとすれば「飽きる」「奥行きを体感するには向かない」ことかもしれないけれども、飽きるほどバカバカ呑まなければいいんだろう。二、三日で一本、ぐらいで十分。「軽すぎる赤ワイン」というようなネガティブな印象も殆ど無い。
 
 そもそも、700円でここまでの品質のワインを、瓶が空になるまで、安定して呑めるというのはなんとも素晴らしく、雪印チーズや安いハム系の食品と合わせるだけでも週末の夜を満足のうちに過ごせるというのはありがたい。こいつを呑みながらピーナッツや炙った烏賊を頂き、ネットをフラフラしているだけで月曜日への活力が生まれてくる。テーブルワインとしては、必要十分な赤ワインだと思う。