北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0024】Chateau Pepusque Cuvee Les Terres Rouges 2006

 
 シャトー・ペプスク レ・テッレ・ルージュ
 
 

 ネット通販で6本まとめ売りで購入した、得体の知れない南仏ワイン。ネット上では900円〜1200円の価格帯のようだ。クラスはAOCで、カリニャン50%、ムールヴェルド25%、シラー13%、グルナッシュロワール12%。グルナッシュはともかく、カリニャン、ムールヴェルドは全然経験が乏しく、シラーもあんまり経験がない。このワインが創られたラングドック=ルシヨン地方とやらは、グルナッシュとカリニャンの豊富な地方らしいが…。一体どんな味なのか?

 サクランボとオレンジマーマレードとバニラとチョコを足して胡椒をかけたような香りが、開栓するやドカーンと匂ってきてちょっと感激。グラスに注いだ色も、透明感のある赤紫色でかなり綺麗だ。
 
 味のほうは、一口目はあまり重みの無い、葡萄酒というよりは塩味と内臓のスープとでも表現したい風味に感じられたが、喉を通りすぎた後、舌から喉の奥にかけて、ひりつくようなスパイシーな感覚が残り、そこらからフルーティーな葡萄風味が染みだしてきた。口当たりはいいし、確かにフルボディっぽくはなんだけど、後味が灼けるように強烈。香りのほうも、段々に葡萄っぽくなってきた。
 
 ただ、時間的な変化はあまり無く、開栓して五時間経っても同じような顔つき。安定していると言えば安定しているが、味と香りと風味が強烈なだけに、ちょっと飽きが入ってきた。半分まで呑んだところでダウン。しかし決しておいしくないわけではないし、この風味と特徴は勿論アリだとも思う。続きは明日楽しむことにしよう。