北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0033】Cono Sur Gewurztraminer 2008

 
 コノスル・ゲヴェルツトラミネール
 
 
 今日の夕食は、真鯛のムニエルをケイパーソース仕上げで創ってみようと思い、ソース用の白ワインが必要だったので、何か家に無いかと思ったら出てきたのがこれ。もっと安くて粗悪な白ワインを買いに行こうかとも思ったが、呑みたくなってじゃあこれでいいやということで。
 
 コルクではなくスクリューキャップを開けると、ライチの香りがフワーッと漂ってきて、そこに酸味っぽい匂いと木の匂い(樽?)が僅かに混じってくる。いい匂いだー。鯛のムニエルを創った後、いよいよ呑んでみると、ほのかな甘みを伴った爽やかな酸味。スイスイいけてしまいそうな抵抗感の無い味は、魚料理とも喧嘩することなく、かと言って風味もクソも無いワインかというとそうでもない。800円という価格を考えれば、さすがのコストパフォーマンスだ。後半になってもライチっぽいの匂いはちっとも衰えず、この甘い匂いが酸味と相まって、なかなかの加減。
 
 例によって一本調子な感じは否めず、後半戦になって面白くなってくるとか、味が変わってくるという印象はそれほど無かった。ちょっとだけ後半になって鉱質な印象を受けたけど、気のせいのような気もする。いずれにせよ、白ワインということもあってか短時間にサックリ呑んでしまった。