北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0052】Lambrusco (Frizzante) Bianco

 
 http://www.shigematsu.jp/p_wine/detail.cgi?item_code=17014800
 
 これも、近所の酒屋でみつけた安そうなイタリアワイン、テーブルワイン規格。幾らランブルスコとはいえ、540円というのは途方もない安さだ。リンク先の重松貿易さんのページには1100円と書いてあるが、ネット上の情報をみる限り、500円台が相場価格のようだ。エチケットのデザインが恐ろしく安ワインじみているけれど、思い切って購入。
 
 香りは、一切しない。いや、本当はあるのかもしれないけれども、自分の鈍感な鼻ではなにも感じない。グラスに注ぐと微発泡というか、グラスの表面に泡が浮き立つけれども、そこまで。 いつぞやのカビッキオーリのランブルスコのような、細かな泡は望むべくもない。
 
 そして味は…酸っぱい!こいつは酸っぱい葡萄だぜ!一応、サッカリンのような甘さが舌の上に感じられるんだけれども、甘さの持続時間が異様に短く、最初の三口ぐらいでよく分からなくなってきた。酸味は酸味でも、よくある葡萄酸味とは雰囲気の違うところがあって、水のなかにドライアイスを入れておいた後の、二酸化炭素がとけ込みまくった酸性の水のような、あの感じに似ている。特に、舌先がビリビリと痺れる感じなどはそっくり。
 
 安すぎる白ランブルスコってこんな感じなんだろうか?まぁ、値段が値段なので多くを望むのはかわいそうだけれど、雰囲気としては、激安イタリア白ワインにドライアイスをぶっこんでサッカリンで甘みをつけたような、と言う表現がしっくり来すぎてしまう。価格の安さはビールに迫る勢いだけど、これだと安アスティやビールのほうが満足感が得られるような…。