北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0077】Veuve Clicquot Yellow Lavel (N.V.) (ハーフサイズ)

ブーブクリコ イエローラベル ノンヴィンテージ
 
 夕食は、いかにも田舎の夕食然とした刺身やサラダや焼肉の、国籍不詳の料理。料理そのものは美味いにせよ、ワインと相性を考えると非常に悩ましいレパートリーで、殆ど消去法のような形で乾杯はクリコのイエローラベルを選んだ。ただしこのイエローラベル、押入れの奥に長いこと放置されていた得体の知れない代物。
 
 抜栓すると、色は美しい黄金色。悪くなっているようにはみえず、泡の勢いも盛ん。
 
 焼肉の匂いが近くから漂ってくるせいか、穀物臭や漬物臭は殆ど分からない。フルーティーなクリコらしい葡萄臭が強く漂ってくる。下手に肉を食べる前に一口目を呑んでみると、まぁとにかく呑みやすい。爽やかな酸味と葡萄風味ではあっても、さっぱりしすぎているわけでもコクが無いわけでもない。長時間ほったらかしになってはいたけれども、特に問題なくフルーティー系のシャンパーニュの味がする。それほど特徴的な香りや風味ではないにせよ、まずまず。ゴチャマゼ料理のコンディションのなかで、頑張ってくれた。