北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0090】Pietro Soave 2006

ソアーヴェ ピエトロ(リンク先のヴィンテージは不明)
 
 今日はメギスと秋刀魚が安く手に入ったので、メギスを使った洋風ムニエルと秋刀魚御飯に加工を決意。魚料理に合いそうな白ワインとして、こいつを選ぶことにした。近所の酒屋で750円にてゲットしたもの。
 
 開栓すると、おやびっくり、酸味の強い、寿司酢のような香りがツンとする。酢酸っぽいのが若干気にはなるけれども、不快な香りではない。色も意外と濃いかもしれない、ソアーヴェにしては。
 
 味は...おお、やっぱり水っぽいぞ!インパクトも何も無い、スルスルーっとした味わい。厚み?何それ?みたいな。口のなかに入れると花の香りのような、メロンの風味のようなものが僅かに感じられるけれども、持続時間が異様に短い。口にいれてほんの1、2秒みたいな。このため、この僅かな香りと風味を求めて次々に口に入れると典型的ながぶ飲みモードになってしまう。かと言ってそれをやめると、ひたすら水のように面白みのない味わいが続く。アルコール度数も低く、風味も軽いので、がぶ飲みしちゃえばいいんだろうけど。
 
 やがて、風味に慣れてきたのか、飽きてきた。ここらで食事にしようと思い、メギスとマッシュルームとニンニクのムニエルを、このワインを使ってこしらえてみた。ワインの酸味とマッシュルームの雰囲気が相まって、すごく洋風な美味い一皿が完成。もともと風味希薄ということもあって、ムニエルを食べている間は全く問題なし。秋刀魚御飯を頂いてから、ボトルの残りは飲み干してしまった。およそ優れたワインとは言い難いけれども、魚料理の相手をするにはまずまず無難、といったところ。