北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0100】Chateau La Cabanne Pomerol 1995

シャトー・ラ・カバンヌ750ml[注:リンク先のヴィンテージは2004年]
 
 続いて本命、ボルドー産の赤ワイン。1995年のヴィンテージは、現在楽天市場では入手できないが、かつて3700円で売られていたことがあったらしい(上のリンク先は2004年のもの)。今回の店価格は6800円。メインディッシュを食べる頃に、デキャンタからグラスに移すと、熟成感たっぷりの匂いがモワァっと漂ってきた;バニラ、しっくい、チョコ、コーヒーの香りが混じりあいながらも、メインはあくまで葡萄の香りがドカーンとこみ上げてきた。テーブル周囲に葡萄臭がたちこめるような。
 
 味のほうも、フルーティーにして滑らかな舌触り。渋みはタンニンがとても気持ちよく、確かにありはするけれども意識することが殆ど無い。ゴクンと飲みこんだ後も葡萄の風味が口のなかにたっぷり残って気持ちよく、次の一杯をグラスに注ぎなおすと香りがリロードされて満足感も再充填されるとくるからたまらない。デキャンタのなかの最後の一杯まで、たいへんおいしくいただいた。
 
 あれこれの事情でボルドー赤ワインは後回しになりそうだけれど、良いモノはさぞかし良いだろうなぁ、としみじみ実感する機会になった。どうにか調達し、たまにでもいいから呑んでみたいなぁ。