北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0107】Querciabella Chianti Classico 2006(ハーフサイズ)

クエルチャベッラ キアンティ・クラッシコ ハーフ 2006
 
 今日の夕食は茄子とベーコンのトマトパスタ、その後に、プロシュートを使ったブルスケッタを食べるべく、ハーフのキャンティクラシコを開栓した。メーカーはまたしてもクエルチャベッラ、ハーフサイズでも2000円ぐらいするという、キャンティクラシコとしてはかなり偉そうな部類。
 
 グラスに注ぐと、とても色の濃い、僅かに青みがかった紫色が現れた。クリームのような、スミレのような、キャンティらしい柔らかい香りがフワーッっと漂う。ここまでは、まぁいつものキャンティの通り。
 
 一口目からクリーミーな味わいで、ごつごつし過ぎていない。暫くするとタンニンがこみ上げてきたが、渋みのキメが細かいというか、味わいのクリーミーさや滑らかさに一役買っていそうな印象を受けた。香りのほうも、呑むほどに、クリーミーかつスミレの香りが意識され、滑らかな舌触りと相まって良い感じ。ほんの僅か、ラードのような匂い・スギの入浴剤のような匂いに気付きはじめたけれど、短所ではなく上手に組み合わさっている感じで、後味はフルーティ。このキャンティクラシコ、どことなく上品にも感じられる。この柔らかさは5%だけ混じったカベルネに由来するんだろうか??なんにせよ、満足のいく舌触りだ。
 
 プロシュートの載ったブルスケッタとの相性は抜群で、イタリアワインは夕食に合わせるととてもいきいきするモンだなぁと改めて確認。プロシュートの旨味が際だち、ワインのほうも酸味とクリーミーさのバランスが意識されやすくなった。かなり美味しかった。ハーフとはいわずフルボトルで購入してみたい。というかいずれ購入してみよう。