北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0109】Jean-Louis Chavy Bourgogne Rouge 2006

ジャン・ルイ・シャヴィー ブルゴーニュ・ルージュ(注:リンク先はヴィンテージが2007年)
 
 今日の夕食は、白米ではなくパンを中心にしているので、じゃあワインをつけましょうという流れになり、ブルゴーニュの赤ワインを選んでみることにした。上記リンク先では2200円の価格*1、これにロースハムと野菜の和え物と中華スープをつけくわえて合掌。
 
 グラスに注ぐと、ザクロを連想させるような、赤色をちょっとだけ暗くしたような色で、なかなか綺麗にみえる。透明感は結構ある。
 
 香りは、初期段階ではバニラ樽+爽やかサクランボ系の香りだけど、正直、あまり匂いの濃度は濃くない。口をつけると、紙粘土と風味が口と鼻に広がって、その後からサクランボっぽい酸味と軽いタンニンが追いかけてきた。樟脳の匂いも混じっているかもしれない。何これ、クセが強いばっかりで全然爽やかじゃないなぁとか文句を言いながら呑んでいるうちに、サクランボ臭がパワーアップし、紙粘土に奈良漬け臭とレモン臭が混じるようになってきた。パワーアップしてくると結構いける。風味も香りも上がり調子。さらに一時間ぐらい経つと、栗の花成分も付け加わり、嗅覚大忙し。
 
 “幸せなワイン”とはいかなかったけれど、開栓してからの変化のさまを楽しんだり、多様な香りに驚いたりする分には良い経験になったかもしれない。

*1:年代が違うけど2006年も似たような値段だったような気がする