北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0113】Hugel Genti 2007

ジョンティ(ヒューゲル)2007
 
 ゲヴェルツトラミネール主体のワインかと思って買ってみたアルザスワイン。ところがネットで検索すると、結構なブレンドワインらしい。アルザスワインは殆ど手つかずなので楽しみにしながらの開栓。
 
 香りは、鉄と小豆とリースニングを足したような、赤茶けたイメージの匂いがする。ゲヴェルツトラミネールっぽいトロピカルまたはフルーティーな感触は、あまり無い。グラスの色じたいは割と普通の麦色だけに、ちょっと面白そう。味はというと、すっきり端麗!口当たりはあくまで軽く、けれども尻上がりなところがあってペラペラなイメージは免れている。まずくはない、というより味はけっこういけてるんだけれども、香りがホッコリ系なのに味は爽やか系というギャップにはなかなか馴染むことができなかった。
 
 今日の夕食は調理パン(ハムとゴーダチーズとレタスをフランスパンに挟んだやつ、白身魚のフライをフランスパンに挟んだやつ、野菜スティック)だったんだけど、味はともかく、この妙に鉄っぽい香りが食べ物の匂いとちょっと争っているところがあって、なかなかに難しい。味が良く、ヘンテコではあっても面白い匂いだけに、食べ合わせに失敗したのは惜しい。これ、何を合わせればちょうど良かったんでしょうか?とはいえ、食事が終わった後になってもヘニャることなく、むしろ風味が強まるぐらいの勢いだったのは良い感じだった。ワインはなかなかだけど、このワインの使い方にこちらが戸惑っているような印象。