北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0152】Domaine Bernand Moreau et Fils Bourgogne-Aligote 2006

ベルナール・モロー・エ・フィスブルゴーニュ・アリゴテ[2006]
 
 今日の夕食は、チーズを塗り込めたパン、トマトを塗り込めたパン、蟹とトマトのカッペリーニ
 
 グラスに注いだ色は、かなり薄い白っぽい白ワイン色。香りはあまり強くなく、最初は希薄な葡萄の香りと木とバニラの匂い。でも、ちょっと経つと発酵っぽい匂いがかなり優勢になってはきた。
 
 味は…うへっ!トロみとなんだか発酵食品っぽさと、すっごい酸っぱさ。びびってないで暫く呑んでいると、酸味が先頭に立って、発酵臭さを伴った厚みが後味に伴うようになってきた。鉱質っぽさはソコソコといったところで、酸味と厚みをとりもっているような。呑み始めてしばらくは、酸味と厚みの間をとりもてきれていないような雰囲気もあったけれど、馴染んでくると、ガチャガチャした印象が薄れてきた。
 
 カッペリーニやパンの風味ともあまり喧嘩することがない。逆に言えば食べ物を平伏させるほどの馬鹿力があるというわけでもなく、安心して呑めた。かと言って、しんみりと呑めば呑むほど旨い…というにしては酸味が五月蠅いような。後半になると、当初うるさいぐらいだった厚みと発酵食品っぽさも、だんだんに萎んでしまった。値段を考えると、もうちょっと後半頑張って欲しかったなぁ。