北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0177】Kettmeir Chardonnay 2008

 
ケットマイヤー シャルドネ
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 今日は、生ハムとキュウリのサンドイッチ、ツナとニンニクのオリーブオイル&白ワイン炒め、カニ足を中心にしたサラダ。こういう日は、いかにも料理に合いそうな白ワインを選びたくなるわけで、アルトアディジェ州の1500円モノを選ぶことにした。*1
 
 グラスに注いだ色は、僅かに緑がかっているかもしれない白ワイン色。別段濃い色ではなく、鼻を近づけて匂ってくる匂いも、特に強いわけでもない。青々とした、涼しげなブドウ臭といったところ。
 
 口をつけると、ジュワッ!と酸味が来るけれども、結構円い後味でそれでいて爽やか。ちっとも重く無いし、樽の香りなどどこ吹く風、といった調子の匂いだけど、これはもう、そういうワインなんだろう。口に新鮮なグレープフルーツを含んだ時のような、はじけるような酸味がとても気持ちいい。大層ではないけれど、フレッシュ酸味系としては、十分にいい感じ。
 
 食事の最中はとても大人しく、慣れてくるといくらか神妙な香りに変わってきて、飴の匂いも混じっているようでいい感じ。途中から、草を煮詰めたような甘さと、僅かに蝋のような雰囲気が漂ってきて嬉しい驚き。最後のほうには麦わらのような匂いに至った。1500円でこれならありがたい。

*1:リンク先は、現在1800円となっている