ケラーライ・テルラン ピノ・グリージョ
※リンク先はヴィンテージが異なります
今日の夕食は北米産キンキのソテーがメイン。白身の魚にぴったりの白ワイン→イタリア北東部 という我が家ではよくある流れに。
開栓してグラスに注ぐと、僅かに緑色と茶色の混じったような見た目の白ワイン。香りは、クリクリっとした甘みとスーッとする酸味が拮抗しているような。そこに少し湿っぽい雰囲気が感じられ、僅かに漬け物っぽい匂いも混入しているような気がした。
味のほうは、当然スルスルと入ってきて酸味が爽やかで…と言いたいところだけれども、蜜柑の皮みたいなエグみというか、苦みを伴った変な引っかりを伴っていて最初は呑みにくかった。爽やかさが邪魔されているというか。料理との相性はさすがに良好で、爽やかな酸味を楽しみながらキンキを頂くことができた。
慣れてくると、香りのなかの甘み成分よりも爽やかさが少しずつ勝るようになってきて、エグみも引っ込みはじめた。やっと爽快になってきたような香りに、蜜のような、今までとは別種の甘みが籠もるようになってきた。後半は結構おいしかったけど、エグみが晴れてくるのに１時間以上かかってしまった。最初から爽快だったら良かったなぁ。
