北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0196】Mateus Rose(N.V.)

 ※ポルトガル
 
マテウス・ロゼ
 
 内輪の送別会に出席した時、なんとマテウスロゼが出てきたので一杯頂くことにした。たぶん約10年ぶり。以前に飲んだ時は「ワインにしては飲みやすいのかもしれないけれども風味がキツくて大変だった」というものだった。けれども10年前と現在とでは、舌も嗜好もすっかり変わってしまっている。今、口にしたらどうなるのか。
 
 匂いをかいでみると、ほんの僅かに葡萄臭がするかしないかぐらい。色合いは意外とピンクに近くて驚いた。もっとオレンジに近い色じゃなかったっけ?口にしてみると、これも意外なほど爽やか。こんなに飲みやすかったとは思わなかった。ちょっと甘くて、ちょっと酸味があって。現在の自分のワイン基準からいくと、むしろ口当たりが良すぎるぐらいだけど、昔はこれがキツくてダメだった。歳月を思い知る一杯となった。