北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0200】Castello Monachi ARTAS Primitivo Salento 2005

アルタス・プリミティーヴォ・サレント カステッロ・モナチ
 
 次に選ばれたのはプリミティーボの赤。値段の割にアタリの頻度が高かったと記憶している、プーリア州のメーカーの上級クラス。このメーカーのワインでここまで偉そうなやつと対峙するのは初めてだ。色はかなり濃い紫色。香りは神妙な線香風味で、えらく背筋がまっすぐしていて、杉の入浴剤のような感じもあった。そこに僅かな甘い匂いも混じって来ている。バニラ臭はあまりしない。
 
 呑んでみると、軽やかな入り、そして平坦で軽いコク(沖積平野、といいたくなるような広がり)。渋みは軽く、ほんの少しベリーのようなニュアンスが混じっているにしてもクリーミーなところもあり、アタリが非常にマイルド。これは美味い。1時間ぐらいで呑んでしまったけど、開けてすぐから生意気そうな雰囲気が漂っていて、そのくせ口当たりはたいへん滑らかでくつろいでいたので、みんなで呑むにはぴったりだった。