北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0211】Medici Ermete Assolo Reggiano Vino Frizzante Rosso Secco(N.V.)

 
アッソーロ・レッジャーノ・フリッツァンテ・ロッソ・セッコ/メディチ・エルメーテ
 
 今日の夕食は、カボチャの天麩羅、花ワサビのおひたし、チーズとハムとキュウリのおつまみ。白御飯はスイッチを入れ忘れて無いので、晩ご飯からワインを...ついでに御飯の代わりになりそうな、ということで、急遽ランブルスコを選ぶことにした。ただし、ワイン名にはランブルスコとはどこにも書いてないので、きっと産地が違うとかそういうやつなんだろう。でも呑んだ印象もボトルもランブルスコ
 
 開栓してグラスに注ぐと、カシス色の液体、そしてグラスにはびっしりと細かい泡。匂いはそれほどでもなく、僅かに葡萄の匂いがする程度。
 
 けれども味は、物凄くジューシーでカシス風味、そのくせ滑らかでコクがたっぷりしている。濃厚さや粘性という点では赤ワインとしては水っぽいけれど、スパークリングワインとしては充分だと思う。フリツァンテ(微発泡)の爽やかさと、赤ワインのジューシーさとコクが同居している。考えようによっては不思議な飲み物だけど、これがまたうまい。
 
 カボチャの天麩羅の脂っぽさにはさっぱり感を提供してくれて良い感じだった。ただし日本産のチーズとハムはすっかり萎縮してしまい、ランブルスコを前にすると風味が物足りないように感じられた。それでも、このワイン自体は大変楽しい。後半、穀物のような匂いも漂いはじめ、ほんの少し変化した。慣れてくると、後味が飲むヨーグルトのようにもなってくる。いいランブルスコだった。暑い季節になったら、またランブルスコを呑もう。